2013年7月2日火曜日

トプシムクリームとトプシムEクリーム

主成分のフルオニシド(ステロイド)は同じ。 
トプシムクリームはFAPGという基剤。1975年発売。
 トプシムEクリームはo/w型乳剤性基剤。1984年発売。Eの意味は、基剤がエモリエント(Emollient)ベースだから。

 o/w型の特徴は化粧性・可洗性・薬剤の配合性が大・皮膚冷却作用・経皮吸収が大。 
FAPGの特徴は軟膏とクリームの両性を持ち経皮吸収が大。 
つまりEクリームはクリームののびやすさと軟膏の皮膚への滞留性のよさからの吸収性のよさをもちあわせます。

 ゲル(懸濁性基剤)について。
懸濁性基剤は比較的新しい基剤であり、ヒドロゲル基剤とリオゲル基剤に分類される。
 ・ヒドロゲル基剤:無脂肪性で軟膏のような稠度を有し、薬剤の経皮吸収性を高めることを狙ったもので、脂漏 性疾患などに適している。
・リオゲル基剤:ステアリルアルコール等をプロピレングリコール中に懸濁させてゲル化したもので「FAPG 基剤」と呼ばれており、経皮吸収性に優れている。また吸湿性があり皮膚を乾燥させる。

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